①溜まった汚水や汚泥で悪臭を放つ
②汚泥に虫が集まり、ハエやチョウバエが発生する
③土台や床板が濡れ、白アリの発生を誘引する
④床下の悪臭が床上にまで広がって、部屋中に悪臭が広がる
⑤汚水・排水に含まれる大腸菌や、O-157等の感染症菌が、家の中全体に広がる
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堆積した汚泥から悪臭と虫が発生しています
年間数百件に及ぶ経験上、ほとんどの原因と対応工事は下記だと思われます。
考えられる原因
①配管の劣化による漏水
②自然災害
③配管施工業者の施工ミス。
やるべき処置の概要
①配管の改修工事
②床下の汚泥清掃
③床下の害虫駆除
④床下の除菌・消臭
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詳細情報
床下清掃
今、床下の環境衛生が危ない
日本の建物は、豊かな四季環境の影響を受け、冬場は室内と室外の温度差による結露、夏場は日射による熱気と、建物の耐久性という点では、非常に過酷な条件下にさらされています。
特に床下の環境は気候や季節の変化、建物周辺の環境に大きく左右されます。床下の湿気をとってみても、湿度が高くなればカビや腐朽菌の発生、白アリ・黒アリ・キクイムシの発生による木材への食害被害により、木材強度が劣化し耐震性能までも低下させてしまうことになります。
それらの改善策として、床下の消毒、床下点検調査を行うことで、床下の環境衛生を改善維持し、より良い生活環境を作り、安心・安全な生活をおくる床下環境保全システムをお勧めいたします。
人に害を与える害虫
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ノミ、ダニ、ヤスデ、ハエ、蚊、ゴキブリ、黒アリ(辛党)
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建物に害を与える害虫
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白アリ、キクイムシ、シンクイムシ、カビ、白色腐朽菌、褐色腐朽菌
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不快害虫
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ハサミムシ、カマドウマ、クモ、黒アリ(辛党)
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床下消毒衛生
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白アリの防除、ノミ、ダニ、ゴキブリ、ヤスデなどの害虫の駆除と防除が必要です。
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床下換気扇設置
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床下にカビや腐朽菌が発生している、床下の土壌が湿っている場合の床下湿度の改善が必要です。
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床下調湿材設置
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床下がカビ臭い時の床下温度の調整に調湿材を使用します。
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白アリ駆除
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白アリの駆除と防除です。
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床下吸引清掃
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床下の汚泥、腐敗物の清掃・消毒を行います。
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基礎部クラック補修
(メッシュ仕様)
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基礎内側部を2軸シートと樹脂で補強し、コンクリートの劣化防止と耐震強度を向上させます。
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基礎部クラック補修
(補修仕様)
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基礎外側のクラックや破損部をモルタル仕上げで補修します。
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床下吸引清掃と消毒
床下は殆ど見ることがない建物の一部です。しかし、台風や大雨などによる河川の氾濫、側溝や下水道の逆流、大規模地震での排水管や汚水管の破断漏水などにより、床上・床下浸水により、床下の環境は急激に悪化へと変化します。このまま放置しておくと、ハエ・蚊、ノミ・ダニなどの害虫の大量発生、床材の過湿度によるカビの発生や白アリ被害が発生します。生活をしている床下の環境が悪化すれば、生活環境にも悪影響を与えるのは必然です。
床下吸引清掃
強力吸引車を用いて、床下の汚泥を吸引する。吸引する際は、和室は畳を上げて床板を剥がして行うが、リビング・廊下・台所などフローリング使用になっている場所は、台所の床下収納庫や和室から床下に入り行う。コンクリートベタ基礎の場合は、高圧洗浄清掃を行う。
床下除菌・消毒
床下の汚泥吸引作業の終了後、除菌マン(安定化二酸化塩素2000ppm溶液)をULV噴霧器を用いて、床下全面(土壌・木部)に噴霧する。除菌マンとは、当社オリジナルの除菌・消臭剤で、主成分は安定化二酸化塩素です。除菌マンは塩素系の除菌・消臭剤ですが、無色無臭で、その効果は塩素の3倍あります。
床下吸引清掃と白アリ駆除との連携
台風や大雨による床下浸水や床上浸水、また排水管の破損による床下漏水で一番に考えなければならないのが、建物の除菌・消臭です。川の氾濫や下水道の逆流によって発生する濁流や汚水排水には、お風呂やトイレの排水、浄化槽汚水、病院などの汚水排水がすべて混ざっているため多くの病原菌が含まれています。水が引けて乾燥したからといって安心してはいられません。風に舞ってO-157や直中毒菌、コレラ菌などの病原菌が飛んでいます。乾燥した時こそ特にマスクをして歩くべきです。
二番目に考えるのは、白アリの発生です。床上・床下浸水の被害から2~3年で白アリが発生し、木部食害にあっているお宅が多いです。床上・床下の浸水や漏水時には、床下の汚泥吸引清掃だけでなく、土壌・木部の除菌・消毒と白アリ駆除が必要です。
基礎部クラック補修
地震や地盤沈下により基礎コンクリート部に亀裂や割れ・欠損が生じると、耐震強度が大きく低下します。そのまま放置しておくと、鉄筋の腐食や雨水の侵入によるコンクリート強度の低下などを引き起こし、地震発生時には、家屋の倒壊につながる危険性が増します。
基礎部クラック補修を行うことで、基礎部の補強と耐震強度を上げることができ、地震時の家屋の倒壊を低減することができます。
1.メッシュ仕様(基礎内外部)
<基礎部クラック補修工程>
①清掃 ・表面の汚れ落としを行い、樹脂の密着強度を上げる。
②クラック処理 ・サンダーでVカット処理。
③エポキシ注入 ・クラック内部の鉄筋の被覆、クラックの補強をする。
④不陸調整 ・表面凸凹の調整。コンクリートとエポキシ樹脂の密着強度は最強。
⑤補強シート貼り ・2軸シート貼りでコンクリート劣化防止と耐震補強。
⑥中塗り ・カチオンモルタル塗布。
⑦仕上げ塗り ・カチオンモルタル塗布。
⑧養生・乾燥 ・6時間乾燥。
2.補強仕様(基礎外側部)
モルタル補修にて、外側のみ補強。
床下の吸引清掃と除菌・消臭の施工内容
①床下状況
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②床下状況
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土や砂が溜まっている状態です。
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既に乾燥して、土屋砂は固まっています。
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③清掃中
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④吸引中
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固まった土や砂を崩して柔らかくします。
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特殊吸引車で土や砂を吸引します。
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⑤洗浄中
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⑥吸引中
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高圧洗浄で丁寧に洗います。
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特殊吸引車で洗った水も吸引します。
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⑦除菌・消毒・消臭
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⑧清掃完了後
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「除菌マン」で除菌・消毒・消臭を行います。
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コンクリートが見えるようになりました。
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⑨吸引車
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⑩洗浄車
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⑪床下清掃執行前
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⑫床下清掃施工後
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Q&A
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- 床下浸水して、そのままだとどうなりますか?
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ハエ・蚊・ノミ・ダニの大量発生、カビ、白アリ被害の原因となります。また、浸水した汚水には、排水の汚物や浄化槽、トイレの汚物、細菌類が大量に含まれています。乾燥してもその細菌・ウィルスは生き続けているので、感染症対策として消毒が必要です。床下環境の悪化は、生活環境の悪化に直結します。放置しておくと大きな問題になりかねません。
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